光造形技術とは?

1.一口で言うと・・・・・液体の光硬化性樹脂を、紫外線レーザーの照射により一層づつ固化させ、立体形状を作成する技術です。

 

2.工程

 

3次元データの作成

3次元CADにて目的とする形状のデータを作成します。 (図1)

スライス処理

光造形機のソフトウェアを用いて、立体形状を水平方向に輪切りにし、各層の断面のデータを取り出します。 (図2)

造 形

@まず最下面の断面形状に沿って、紫外線レーザーを照射することにより、照射した部分のみが固まります。

A次にテーブルが一層分(0.15mm)下がり2層目の断面を照射します。

B以降同様に繰り返すことにより、立体形状が作成されます。 (図3)

 

 

図3

3.後処理

サポート除去

液体の中で造形するため、ワークをテーブルに固定するためのサポートと呼ばれる足が必要となります。(製品と同時に造形されます)。この部分は製品には不要なため、造形終了後に除去致します。 (図4)

洗 浄

造形品の周囲に付着した樹脂を洗い流します。

ポストキュア(再硬化処理)

レーザーの照射により99.5%は固まりますが、100%硬化させるため、周囲よりまんべんなく紫外線を当てる処理をします。

仕 上 げ

必要に応じて、積層により生じた段差を除去し、表面を滑らかにします。

 

 

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