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市場って何時からはじまっているの?



 青果市場のせりは朝7時30分から開始されます。
 品物の入荷は、せりの行われる前日の夜中から全国各地よりトラックなどで運び込まれます。
 到着した品物は、まだ日の昇らないうちに卸売り市場に並べられ、業務開始のベルと共に取引が始まります。



産地からいろいろな野菜や果物が入荷します。到着した品物は、卸売業者が受け取ります。野菜や果物は品目別・等級別に区分けされ、ダンボール箱に入ったまま卸売場に並べられます。

仲卸業者、売買参加者は、野菜や果物の入ったダンボール箱や、品物に書かれた産地や等級などを丹念に調べ、あらかじめ買いたい品物を選び、いくらぐらいで買うかを決めてから、これから始まるせりに備えます。


野菜や果物のせりは、「固定ぜり」と「移動ぜり」の2種類があります。「固定ぜり」は、せり人が品物の大きさや数量を言いながら順番に売っていきます。「移動ぜり」は全部の品物を見せながら、次々と移動してせりを行います。「移動ぜり」では一人のせり人を多くの仲卸業者が囲んでせりを行います。仲卸業者、売買参加者は大きさや品質を見極めながら、品物を次から次へとせり落としていきます。

野菜や果物が手早く車に積み込まれます。八百屋さんが買った品物は、こうしてそれぞれのお店に並べられ、やがて皆さんの家の食卓に届くことになるのです。


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