おわりに




1999年5月23日、羽黒山にて。酒田2日目のAbby。
お礼に差し上げた、『秋の鳥海』。
この旅行の後、一年以上が経過した頃、『オハイオ滞在記』をそろそろ…と思っていた矢先、あの「同時テロ」が発生し、(なんとなく?)‘意欲’をなくしてしまっていた。しかし、今年の夏にAbbyがArtと結婚するという話を聞いていたので、結婚の「お祝い」を準備したり、連絡を取っていたのだが、来年の6月には、『SteveとMarilinが酒田に遊びに来る!』、という(うれしい)便りを聞いて、オハイオであったこと、感じたことなどを(すこし)トレースしておこう、と思ったのである。

短い日数の旅であったが、色々な方たちにお世話になった。そして人って、ほかの人、特にその人たちの‘気持ち’によって、支えられて、生きているのかもしれない、とあらためて考えたりしている。そして、地球の‘反対側’で、私たちのことを(時々)思い出したりしてくれている人たちがいるって、とってしあわせなことと思う。私は、Tazukoから(逆に)大きな‘プレゼント’をもらったのかもしれない。

後日、「お礼」として、Kosyuが描いた(鳥海山の)絵を送ったのだが、とても喜んでくれて、『日本に、あなた達のような友達がいることは、私たちの‘誇り’である。あなた達は、私たちの特別な友人だ。』とMarilynからメールをいただいた。


オハイオ州の車の‘ナンバープレート
’には『OHIO,the heart of it all!』(オハイオは、すべての源である。)と書いてある。オハイオは「the heart」…中心、源であると同時に、「heart」…すべては、‘こころ’から生まれいずる、とも感じさせる地であった。オハイオは、自然も、こころも豊かな地で、すばらしい人たち、そして国であった。そしてまた、いつか機会があったら、再びオハイオに、スティーブとマリリンを訪ねたいと、考えている。
車のナンバープレート。色合いも素敵。



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