『詩芸術』は、今は昔、知る人ぞ知るアマチュア向けの詩の投稿誌だった。“だった”というのは、学生時代の終わり頃から、まる1年ほど投稿したが、その後、書くのをやめたので、その後の消息は知らないのである。その後、私は(趣味で)絵を描き始め、詩には興味を失ってしまった。金子光晴に憧れてもいたが、「詩」には健康的な生活とは相容れないような、危険な匂いを感じたのかも知れない。こんな時代もあったという、単なる個人的なノスタルジアでしかないのだが、ページを設けてしまった。
 





捩り釘